太陽光発電と風力発電とを効率比較してみた

太陽光発電と風力発電とを効率比較してみた

現在FIT法では、太陽光発電風力発電では、そのエネルギー源も違うことから規模もコストも変わってきます。来年の4月にはFIT法が改正されますが、今年度中に再生可能エネルギーに投資するなら、どちらのほうが得でしょうか?それぞれ数字で比較してみました。

太陽光発電 風力発電
低圧規模基準 50kw未満 20kw未満
一基あたりの工事費 1200万円~1500万円程度 2000万円~2500万円程度
年間発電量見込み 70,000kwh 41,000kwh(風速5m/s)
売電単価(平成28年度) 24円(税別) 55円(税別)
年収見込み 168万円(税別) 225.5万円(税別)
表面利回り 11.2~14% 9~11.3%

以上の表は、標準と思われる値を当てはめてみた結果なので、実際は環境や条件によって工事費や発電量にばらつきはありますので、そこはご容赦ください。さて、こうしてみると太陽光発電の場合は、一基あたりの投資額が風力に比べて少ないですが、発電量は大きくなりそうです。つまり、まだ太陽光のほうがイニシャルコストが安いので買取価格の設定が安く抑えられています。

太陽光と風力と両方に言えることは、今後コストが下がってますます買取価格は下がっていくことになります。そう考えると現時点で設備認定の認証を確保しておくことは、十分良い表面利回りが期待できると考えられます。ちなみに賃貸アパート経営でしたら5~6%くらいの利回りではないでしょうか。

また、共通のポイントとして重要なのは、土地選びです。これを間違えると期待する発電量が得られません。両方とも250~300坪程度の広さの土地が必要です。太陽光の場合も土地選びには様々なコツがありますが、風力発電の土地選びはもっと難しいです。年間平均風速が5m/sを下回ると当然発電量は下がります。しかし、仮に年間平均風速が6m/sの土地であれば、年間の発電量は60,000kwhを超えるので、年収は330万円以上(利回り13.2~16.5%)見込めます。そういう意味で太陽光発電のほうが発電量が予測しやすく、風力発電のほうが予測しにくい分、なかなか個人では投資しにくいかもしれません。ですので、もし周りに民家がなく年間通して風が強い場所を見つけられたなら、それは太陽光発電よりも風力発電の方が発電効率が良くなる場合があるとご理解頂ければと思います。

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