震災対策

江戸川区では、毎年避難所開設訓練が行われています。震災のときには江戸川区内の小学校と中学校の体育館が避難所として開設されるようになっていますが、震度5強以上の地震があったときには、その体育館が避難所として安全に機能できるかどうか、私たち建築士によって点検することになっています。

水害にあったときには

この度の西日本を中心とした平成30年7月豪雨で、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げるとともに亡くなった方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

さて、今回は西日本で起きたこのような浸水被害ですが、首都圏でも特に弊社のある江戸川区では、他人事ではありません。いつか起きることを想定しておかなくてはなりません。もしも、水害にあったときに何をしておけばよいのか。そのご紹介です。

被害状況を写真に残す

被害の様子が分かる写真を撮っておきます。り災証明書を取るときに役に立ちます。保険金の請求にも必要です。

施工会社・大家・保険会社に連絡

家の施工会社や大家さんに家が浸水したこと、被害状況を伝えます。火災保険や共済に加入している場合は、そこへも連絡してください。

り災証明書の発行を受ける

区役所、市役所に浸水したことを伝えて、被害認定の調査を受けてください。

ぬれてしまった家具や家電をかたづける

かたづけは、事故や怪我のないようにゆっくり行います。砂やほこりが舞っていますので、マスクや手袋をして作業をしましょう。

床下の掃除・泥の除去・乾燥

ぬれた家をそのままほっておくと、見えないところでカビが発生したり、構造材が腐りやすくなります。まずは、床下点検口などから床下の状況を確認してみましょう。

掃除をするときの服装は

被災後は、砂や埃が舞っていますし、衛生的にも良くない環境になっています。基本は、肌の露出を避けましょう。

復旧するまえに

電気のブレーカーが落ちていたら、漏電しているかもしれません。そのような状態でブレーカーを上げると火災の原因にもつながります。連絡先のシールなど貼られていれば、そこに記載されている電力会社などに状況説明と相談してみてください。

参考資料:『水害にあったときに』震災がつなぐ全国ネットワークより

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塀の安全点検

ブロック塀には、それが安全であるかのいくつかのチェックポイントがあります。それによって自分でも確認することができます。もし、心配な場合は弊社へお問い合わせください。

丸喜齋藤組:03-6638-2229

塀は高すぎないか

塀の高さは地盤から2.2m以下か。

塀の厚さは十分か

塀の厚さは10cm以上か。(塀の高さが2mを超える場合は15cm以上)

控え壁はあるか。

塀の高さが1.2mを超える場合には、塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突出した控え壁があるか。

塀に基礎があるか

コンクリートの基礎があるか。基礎の根入れは30cm以上か。(塀の高さが1.2mを超える場合)

塀は健全か

塀に傾き、ひび割れはないか。

塀に鉄筋は入っているか

塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎかけられているか。