小学生の『将来なりたい職業』ランキングより

日本FP協会さんが毎年調査されている小学生の「将来なりたい職業」ランキングトップ10より2018年度の結果を見てみました。

2018年度 男子児童

順位(前回) 職業 票数
1(2) 野球選手・監督など 112
2(1) サッカー選手・監督など 106
3(3) 医師 77
4(4) ゲーム制作関連 54
5(12) 会社員・事務員 38
6(6) ユーチューバー 35
7(5) 建築士 29
7(11) 教師 29
9(7) バスケットボール選手・コーチ 24
10(10) 科学者・研究者 23

出典:日本FP協会 「将来なりたい職業」ランキングより

以上は、男子児童のトップ10です。

スポーツ選手や監督などは、昔から全体的に人気がありますが特に野球、サッカーは、相変わらず人気なのが納得です。

3位の医師も納得です。現実的には、それなりの努力は必要ですが、社会的地位も収入も魅力的に見えますよね。

4位のゲーム制作関連は、私たちファミコン世代からずっと続いている憧れの楽しような職業ですね。

5位に会社員・事務員とあるのは、今どきの傾向でしょうか?どんな仕事という具体的な内容が浮かばない子は「とりあえず会社員」という感じでしょうか。ちなみに親がさせたい職業1位は、公務員なのだそうです。

6位のユーチューバーは、今どきですね。職業として見られているところがすごいですね。10年後20年後には、今存在しない職業がもっと出てくるでしょうね。

7位にやっと建築士が出てきました。その前の年は、5位でしたので順位を落としての7位です。建築する仕事をしたいという子どもたちがいることは、建築業界にとっては有り難いことです。世の中から建築のプロがなくなり、みんなセルフビルドになってしまったら大変ですよね。他の職業も同じですが。

そして、同7位に教師。このお仕事も大事です。日本の教育が日本社会をつくっていきますので。

9位、バスケットボール選手。野球サッカーにつづくスポーツ人気ですね。

10位、科学者・研究者。やはり、宇宙に憧れたり、未知への探究心のある子はいるのですね。

ランク外にはなりますが、18位に「大工」が12票でありました。昔は、男子児童がなりたい職業の上位には「大工」とありましたが、最近は大工よりも建築士のほうが人気なのでしょうかね。

今、実は日本の大工の数が激減しています。

野村総研の予測。実績は総務省「国勢調査」より

今から10年後には3分の2の人数になってしまうという野村総研の予測があり、この予測は他で予測されている数字と比べてもほとんど同じ予測です。

本来、いつの時代も男の子はものづくりが好きな子はいるはずです。再び今の子どもたちにも大工になりたいと思ってもらえるような魅力ある職業にしていけたらと思います。

以下、参考までに過去3年間の男女児童別ランキングです。(出典:日本FP協会より)

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