夏を涼しく!ドイツ建築の日除けテクニック

ドイツというと冬は寒く、そのために建物は厚い断熱材と木製サッシによって断熱性能を高くしているイメージがあると思いますが、夏は夏で涼しく過ごすために様々な工夫がされています。

ドイツの夏の日差しの強さは、ハンパないです!しかし、湿度が日本よりも低いからなのか日影はとても涼しく感じられます。風そのものは心地よい涼しさの風が吹いています。だから、ドイツの人たちは、日射さえ建物の中に入れなければ、涼しく過ごせることをよく知っているように思います。

ミュンヘンのとある広場の様子です。建物の日陰になるところまでテーブルと椅子を出して、外で過ごします。

広場の樹木の影には、ベンチがあって休むことができます。

建物の窓の前には、大きな樹木を植えることによって、建物内に日が差し込むことを防ぎます。

そのような樹木がない場合の工夫として、、、

窓の外側にルーバーを設置して日除けにしているところもあります。

室内側から見るとこのように見えます。

また、日射遮蔽としては、外付けのロールスクリーンを設置したり、

外付けのブラインドシャッターで窓から日射が入るのを完全に防いでいる建物もあります。

梅雨が明けて、これから夏本番。できるだけ建物内に日射を入れない工夫。しかも、室内カーテンではなく窓の外側で遮蔽することがポイントです。室内カーテンだと、すでに室内に熱を取り込んでしまっているからです。最近は、日本でもオーニングやシェードなどの日除けやゴーヤの緑のカーテンなどで日が入らない工夫が広がっています。これによってエアコンの冷房の効きも効果的になります。そのような日射遮蔽の工夫で夏を涼しくのりきりましょう。

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